俳話会



 俳話会は歴史が古く、戦後は高浜虚子の高弟 富安風生(元逓信次官、俳誌若葉主宰)が長く師匠として会員の指導に当たっていたが、その後も伝統俳句を継承する清崎敏郎(若葉主宰)などの俳人が指導に当たってきた。
 現在は高浜虚子の曾孫の坊城俊樹先生に師匠として会員の指導に当たっていただいている。ちなみに坊城先生は俳誌「花鳥」の主宰者であられ、日本伝統俳句協会の常務理事をされているほか、NHKの全国俳句大会の選者などとしても活躍されている著名な俳人である。
会員は、昭和20年代のように30人を超える時代もあったが、現在は11名で、60歳代から80歳代までとかなり高齢化している。また、俳話会に入会して俳句作りをはじめた初心者から句作歴10年を超す人までと会員の俳句歴は様々である。
 会は8月を除いて毎月1回第2水曜日の午後1時に開始して約2時間午後3時ごろまで開いている。
俳話会の特色は冒頭に坊城先生から30分ほど俳句に関する講話をしていただいていることである。講話の内容は、たとえば「芭蕉と花鳥諷詠」、「虚子の宇宙」、「切れ字」などといったもので初心者にも分かりやすい。また、最近の話題として「AIと俳句」などもあって、会員からの質疑や意見も活発にされ、俳話会という名称にふさわしいものとなっている。
 講話の後で句会が催される。
 会員と坊城師匠それぞれから当季雑詠(その時期の季節を自由に詠んだ句) 6句が投句されて、各会員が投句された句のうち最も良いと思った1句を特選として選び、その句評をする。その後普通選として5句を選び発表する。最後に坊城師匠により普通選として10句程度が選ばれ、さらに6句程度が特選として選ばれ、特選句については丁寧な講評がされる。それに対してまた会員より師匠に質疑をしたり、自由に感想を述べたりする。
 また、ときには吟行として野外で俳句作りをし、夏には暑気払い、年末には忘年会を催すなど師匠や会員相互間の親睦も図るなど極めて和やかな雰囲気の会でもある。
現在の俳話会の最大の課題は、会員の増加である。前述のように会員数は僅か11名であり、そのうち会合に出席する者は7,8名のことが多く、句会の成立に必要な最小限の人数となっている。
俳句は、鉛筆と紙さえあればいつでも、どこでも簡単に作れ、そのうえボケ防止にも大変役立つすぐれものである。老若男女を問わず、経験の有無を問わず、俳句に興味のある方は、ぜひとも俳話会に加入していただければ幸いである。(文責 津野 修)

俳話会会員(H30.10.10現在):淺沼瑞穂子、大津隆文、加藤栄一、小島武司、後藤敬三、小林惟司、崎島一彦、関收、田中清、津野修、村岡輝三

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