書道部



「書道部のご紹介」

 書道部は大らかな集まりです。部の定例会は、毎月1回、原則として第4会議室で、午後2時から4時までとなっていますが、メンバーのその日の都合で、定例より30~40分も早く現れ、早速、筆を取り、1時間ほどで帰る人、逆に30~40分も遅く現れ、最後まで頑張る人、さまざまです。会の伸びやかな気風が自然にメンバーの書風に現れてくる、とすれば、すばらしいことですが・・・。

 「大名旅行」という言葉がありますが、当部は「殿様書道部」です。会の当日、メンバーは書道用具の類は一切持たず、身一つで会場に現われ、黙って座れば、目の前には半紙、硯、墨、筆、さらに墨汁までが、きちんと揃えられています。おもむろに筆を選び、墨をつけて、心ゆくまで書くのです。書き終えて帰る時も、机の上はそのままで帰ってよいのです。あとの始末は事務局の方で、すべてやってくれます。月に一度、殿様気分を味わうのも悪くありません。会費は月三千円です。

 先生は平成28年4月から室井玄聳(むろいげんしょう)先生に替わりました。先生は創玄書道会理事長、毎日書道会理事等を勤められ、日本書道界を代表するリーダーの1人です。先年の毎日書道展では最高賞の文部科学大臣賞を受賞しておられます。「字を書く時のスピード感を感じとって下さい。」とおっしゃり、私たちを前に、美事な、リズミカルな筆さばきを見せて下さいました。メンバーの作品についても1人1人、丁寧に添削して下さいます。

 日本倶楽部は毎年3月、会員の作品展を開催しています。当部のメンバーもこれへの出品を一つの目標としております。作品展への出品は書を学ぶ楽しさはもとより、それ以外にもいろいろ得るところがあるように思われます。

 書にご興味をお持ちの方、ぜひご入会ください。

(書道部会員:村山弘義(幹事)、市川俊明、一ノ倉太郎、大島圭美、大庭靖雄、田中和子、中田一男、中村正則、檜垣慎司)

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